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2026-11-01生成AIの社内運用

AIの学習を断る共通の書き方|HPは断らなくていい

AIの学習を断る共通の書き方|HPは断らなくていい
この記事の結論

Google・Microsoft・OpenAI・Anthropicの4社が、自社のホームページを「AIの学習に使わないで」と1か所で伝えられる共通の書き方に対応すると発表しました。

ただ、会社案内やサービス紹介のページは、見つけてもらうために置いているものです。断る理由がない会社のほうが多く、何もしなければ今までどおり「許可」のままです。

断るのは、真似されたくない文章や資料を載せている会社だけで十分です。その場合も、決めるのは社長、書くのはホームページの管理者、と分けておきます。

「うちのホームページの文章、AIに勝手に使われているんじゃないか」。経営者の方から、この心配を聞くことが増えました。

これまでは、断りたくても、AIの会社ごとに別々の書き方が必要でした。それが、1か所で済むようになります。

今日やること 自社のホームページに、真似されたくない文章や資料が載っているかを、社長が1回だけ確かめてください。載っていなければ、何もしなくてかまいません。 何もしなくていい人 会社案内・サービス紹介・採用情報だけのホームページを持っている会社です。何も書かなければ、今までどおり「使ってよい」の扱いのままです。

何が起きたか

10月30日、Anthropicの技術者が、インターネットの標準を話し合う団体IETFに、AIの学習を断るための共通の書き方の案を出しました。同じ日に、GoogleとMicrosoftとOpenAIも、これに対応すると発表しています。

仕組みは単純です。ホームページには、検索エンジンなどの巡回ロボットに向けた「robots.txt」という小さなファイルが置かれています。ここに決まった名前を1つ書き、学習に使ってほしくないページを並べるだけです。今は、会社ごとにロボットの名前を調べて、1社ずつ書き分ける必要がありました。

ただし、これはまだ「案」です。標準として決まったものではありません。

中小企業にとって何が変わるか

断れるようになるのは「学習」だけ

まず押さえておきたいのは、今回の書き方が扱うのは、AIの「学習」に使うかどうかだけだという点です。

案の本文には、これは巡回ロボットに「来るな」と伝える指示ではない、とはっきり書かれています。ページを読みに来ること自体は止まりません。あくまで「読んでもいいが、学習には使わないでほしい」という意思表示です。

そして、書かなければ「意思表示なし」です。今日まで何もしていない会社は、今日以降も何も変わりません。

各社が守り始めるのは、すぐではない

Microsoftの発表では、この意思表示を尊重し始めるのは2027年2月1日からです。ページを巡回し直したときに読み取るので、書いた翌日から効くわけでもありません。

The Next Webの記事によると、OpenAIは「数か月のうちに」、Googleは2027年の対応を目指しているとのことです。Anthropicは作業を始めた段階です。急いで書き換える必要はありません。

断ると、AIの答えに出る機会まで減ることがある

ここが、中小企業にとっていちばん大事なところです。

Googleの発表によると、この共通の書き方で学習を断り、Google向けの個別の設定を書いていない場合、Googleは「Google-Extended」という自社の設定で拒否したものとして扱います。そして同じ発表の中で、Google-Extendedを許可しているサイトはGeminiアプリの回答に出て、クリックを受けられる対象になる、と書いています。

つまり、何も考えずに「全部断る」と書くと、お客さんがGeminiに「近くの〇〇屋さん」と聞いたときに出てくる機会を、自分で手放すことになりかねません。

会社案内やサービス紹介のページは、見つけてもらうために置いているものです。学習に使われて困ることは、ほとんどありません。断って得をする会社は、思っているより少ないはずです。

当てはまるかどうかを分ける

自社のホームページやること
会社案内・サービス紹介・採用情報だけ何もしなくてよい
ブログやお知らせを載せている何もしなくてよい。見つけてもらうほうが得
有料で売っている資料・教材の中身を載せているそのページだけ断るか、社長が決める
独自に書いた解説記事が売り物になっている断るかどうかを決める。検索の流入とてんびんにかける
会員だけが見るページがあるそもそも誰でも見られる場所に置かない

よくある誤解:「学習を断ると、検索に出なくなる」

逆の心配も多く聞きます。「断ったら、Googleの検索結果から消えるのではないか」。

Microsoftの発表は、この設定でBingの通常の検索結果に出るかどうかは変わらない、と明記しています。AIの答えの材料に使うかどうかも、学習とは別に、ページごとに決める仕組みにしています。何も書かなければ、どちらも「使ってよい」の扱いです。

ただし先に書いたとおり、Googleでは、学習を断るとGeminiアプリの回答に出る機会に響くことがあります。「検索には出る。でもAIの答えには出にくくなるかもしれない」。この差を分かったうえで決めてください。

いま何をすべきか

  1. 自社のホームページに何が載っているか、社長が一度見る。売り物にしている文章や資料があるかどうかだけで十分です
  2. 無ければ、何もしない。書かなければ今までどおりです
  3. あれば、断るページだけを決める。サイト全体ではなく、そのページだけです
  4. 書くのはホームページの管理者に頼む。制作会社に任せているなら、「このページだけ学習を断りたい」と伝えれば足ります
  5. 決めた日付と理由を、社内に残しておく。各社が守り始めるのは来年です。そのとき見直せるようにしておきます

断るかどうかは技術の話ではなく、「このページは誰のために置いているのか」という判断です。

関連するもっと詳しい話

AIに「何を渡すか」を決めるときと同じで、今回も先に線を引くのは社長です。社内でのAIの使い方を3つの決めごとにまとめる方法は、生成AIの社内ルールは3つで足りる|急ぐ義務はまだないに書きました。入れていい情報を決める考え方は、ホームページに「出していい情報」を決めるときにもそのまま使えます。

「うちは断る」と決めるのも、立派な判断です。ただ、判断には日付を残しておきたいところです。AIを導入しない理由はだいたい正しい|確かめるのは1つでは、AIを使わないと決めた会社が、その判断をいつ見直すかを書いています。今回の件も、各社が守り始める来年に、もう一度見直す前提で決めておくと迷いません。

自社のホームページで、どのページを断るべきか迷ったときは、お問い合わせからご相談ください。

どこから手をつけるか分からない場合は、ご相談ください。いまのやり方を伺うところから始めます。ご相談とお見積りに費用はいただきません。

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この記事を書いた人
清水 飛鳥株式会社Raven 代表

中小企業と個人事業主の業務を、その会社に合った形で仕組みに変える会社を経営しています。

本記事はAIを用いて作成し、公開前に内容を確認しています。