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2026-10-11生成AIの社内運用

ChatGPTが録音を文字起こし|上げる前に分ける3種類

ChatGPTが録音を文字起こし|上げる前に分ける3種類
この記事の結論

ChatGPTの有料プランで、録音ファイルを上げて文字起こし・要約・質問ができるようになりました。無料プランは対象外です。

会社でBusinessを契約していれば、内容は既定で学習に使われません。個人の契約で仕事をしている社員は、設定が本人任せになります。

先に決めるのは、社内会議・取引先との打ち合わせ・お客様の声の3つのうち、どれを上げてよいかです。

会議や商談を録音している会社に関係する変更です。ChatGPTの有料プランで、録音ファイルをそのまま上げて、文字起こしや要約ができるようになりました。これまで別の文字起こしサービスを使っていた作業が、いつものChatGPTの画面で済みます。従業員20人の会社に関係するのは、便利になったことより別の点です。社員が手元の録音を、明日から自分の判断で上げられるようになりました。上げてよい録音と、上げない録音を先に分けておく必要があります。

今日やること 1つだけです。社内で録音しているものを「社内の会議」「取引先との打ち合わせ」「お客様の声」の3つに分け、ChatGPTに上げてよいものに丸を付ける。分け方は下の表を使ってください。 何もしなくていい人 会議も電話も録音していない会社と、ChatGPTを無料プランだけで使っている会社です。無料プランでは今回の機能は使えません。

何が起きたか

OpenAIは2026年10月6日付のリリースノートで、ChatGPTに音声ファイルを上げられるようにしたと出しました(OpenAI Help Center:ChatGPT release notes)。詳しい条件はヘルプ記事にあります(OpenAI Help Center:Uploading files and audio to ChatGPT)。小さな会社に関係するところだけ抜き出します。

中小企業にとって何が変わるか

変わるのは、録音の扱いを決める人です。

これまで、録音を文字にするには専用のサービスを契約するか、誰かが聞きながら打ち込むかでした。どちらも会社が選んで、会社が払う形です。どの録音を外のサービスに渡すかは、自然と会社が決めていました。

今回からは、ChatGPTの有料プランを持っている社員なら、スマホの録音をその場で上げられます。仕事が速くなるのは確かです。そのぶん、誰の声をどこへ送るかの判断が、一人一人の社員に移ります。

もう一つ見ておくのは、どの契約で使っているかです。会社向けの契約(Business、Enterprise)では、OpenAIは既定で内容をモデルの学習に使いません(OpenAI Help Center:Data Controls FAQ)。個人向けの契約では「すべての人のためにモデルを改善する」という設定があり、オフにした後の新しい会話は学習に使われません。つまり個人の契約で仕事をしている社員の場合、会社の録音の扱いが、その人の設定ひとつにかかります。

うちは当てはまるのか

自社の状況を、次の表で確かめてください。

状況今回の影響
会議も電話も録音していないほぼ無い。録音を始めるときに考えればよい
ChatGPTは無料プランだけ今は使えない。有料にするときに決めればよい
会社でBusinessを契約し、全員がそこで使っている学習の心配は小さい。決めるのは、上げてよい録音の種類だけ
社員が個人のPlusなどを仕事に使っている影響が大きい。学習の設定も、録音が残る場所も、本人任せになる
商談や電話を録音して、あとで聞き返している影響が大きい。社外の人の声が入っている録音が、そのまま上がりうる

下の2行に当てはまる会社は、今週中に一度話しておく価値があります。

上げてよい録音を3つに分ける

上げてよいかどうかは、録音に入っているのが誰の声かで分けるのが一番分かりやすいです。私たちの考えでは、次の線引きで足ります。

録音の種類ChatGPTに上げるか
社内の会議(社員だけ)会社の契約のアカウントなら上げてよい
取引先との打ち合わせ・商談録音して文字にすることを、相手に伝えてあるものだけ
お客様の電話・面談、採用の面接原則上げない。上げるなら、その都度責任者が決める

3つ目を厳しくしているのは、話している本人が、自分の声がAIのサービスに渡ると思っていないからです。取引先との打ち合わせなら、冒頭で「記録のために録音して文字にします」と一言伝えれば済みます。お客様からの電話では、その一言を毎回入れるのは現実的ではありません。

よくある誤解:「文字起こしが出れば議事録は終わり」

録音を上げれば、要約まで一気に出てきます。それで議事録が済んだ気になりがちです。ただ、OpenAIのヘルプには、文字起こしに誤りが混じること、誰が話したかの聞き分けが当てにならないことが書かれています。

議事録で間違うと困るのは、誰が何を引き受けたか、いつまでにやるか、いくらか、です。ここはまさに、聞き分けと聞き取りの誤りが効くところです。全文を見直す必要はありません。決まったことと数字だけ、元の録音で確かめる。それで足ります。

いま何をすべきか/何もしなくていいか

録音を使っている会社は、次の順番で決めます。どれも新しい道具を入れる話ではありません。

  1. 社内で録音しているものを書き出す。会議、商談、電話、面接。録音していないなら、ここで終わりです
  2. 上の3つの線引きで、上げてよいものに丸を付ける。迷ったものは「上げない」側に入れておきます
  3. 仕事で使うChatGPTが、会社の契約か個人の契約かを確かめる。個人の契約で使っている社員がいれば、学習の設定をオフにしてもらうか、会社の契約に寄せます
  4. 議事録にするときは、決まったことと数字だけ元の録音と照らす。これを決まりにしておけば、文字起こしの誤りはほとんど問題になりません

関連するもっと詳しい話

録音から文字が簡単に出てくるようになると、議事録は長くなりがちです。長い議事録は読まれません。残すのは決まったことだけにする書き方は、議事録が読まれない会社の書き方|残すのは決まったことだけで書いています。文字起こしが楽になった今こそ効く話です。

今日の「録音の3つの線引き」は、社内ルールの1行として足せば十分です。ルールを増やしすぎずに回す考え方は、生成AIの社内ルールは3つで足りる|急ぐ義務はまだないにまとめています。

録音や議事録の扱いを、AIの使い方と一緒に整理したいときは、お問い合わせからご相談ください。

どこから手をつけるか分からない場合は、ご相談ください。いまのやり方を伺うところから始めます。ご相談とお見積りに費用はいただきません。

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この記事を書いた人
清水 飛鳥株式会社Raven 代表

中小企業と個人事業主の業務を、その会社に合った形で仕組みに変える会社を経営しています。

本記事はAIを用いて作成し、公開前に内容を確認しています。