株式会社Raven トップへ戻る
2026-10-01生成AIの社内運用

GeminiのGemがスキルへ|先に分けるのは個人アカウント

GeminiのGemがスキルへ|先に分けるのは個人アカウント
この記事の結論

GoogleはGeminiアプリの「Gem」を廃止し、「スキル」という仕組みへ自動で移すと案内しました。個人のGoogleアカウントは2026年11月、会社のWorkspaceアカウントは2027年3月です。

中身は自動で移りますが、スキルを使うには「アクティビティの保存」をオンにする必要があり、Deep ResearchやCanvasなどは今のところスキルでは使えません。

会社がやることは、業務で使っているGemを書き出し、それぞれ「どのアカウントで作ったか」を横に書くことです。

GoogleのAI「Gemini」で、決まった指示やファイルを保存しておける「Gem」がなくなります。かわりに「スキル」という仕組みに移り、Googleが自動で作り直すと案内しています。自動で移るなら放っておいてよさそうに見えますが、移る時期と条件は、そのGemを「どのアカウントで作ったか」で変わります。会社の仕事に使っているGemほど、ここが分かれ目になります。

今日やること Geminiを使っていない会社、または質問するだけでGemを作っていない会社は、何もしなくて構いません。 業務でGemを使っている会社は、1つだけやります。業務で使っているGemを書き出し、横に「会社のアカウントか、個人のアカウントか」を書く。

何が起きたか

Googleは、Geminiアプリのヘルプで、Gemを廃止してスキルへ移すと案内しました(Gemini Apps Help:About the transition from Gems to skills)。

Gemが使えなくなる時期は、ログインしているアカウントの種類で分かれています。

Gemがなくなるときに、Googleがスキルとして自動で作り直します。自分で先に作り直すこともできます。スキルは、専用の画面を開いて使うGemと違い、ふだんのチャットの中で「/」を打って呼び出します。関係ありそうな場面では、Geminiが自分で判断して使うこともあります。

中小企業にとって何が変わるか

会社のWorkspaceで使っているなら、急がなくていい

会社のGoogle Workspaceのアカウントで、Gemを作って使っている場合、Gemが使えなくなるのは2027年3月です。しかも今の時点では、スキルそのものが仕事用のアカウントでは使えません(Gemini Apps Help:スキルを作成して管理する)。いま慌てて作り直す理由はありません。

11月に先に動くのは、個人アカウントで作った業務用のGem

注意が要るのは、社員が自分のGmailのアカウントで、仕事用のGemを作っている場合です。見積りの文面を整えるGem、議事録をまとめるGem、問い合わせへの返信案を作るGemなど、小さな会社ほど「使いやすいから個人のアカウントで」作りがちです。これらは会社のアカウントより4か月早く、11月に移ります。

そして、スキルを作ったり使ったりするには、Geminiの「アクティビティの保存」がオンになっている必要があります。オンにすると、Geminiとのやりとりが本人のGoogleアカウントに保存されます(Gemini Apps Help:Gemini アプリのアクティビティを管理、削除する)。会社のアカウントなら、この設定はWorkspaceの管理者が決めます。個人のアカウントでは、本人の設定しだいです。

つまり、個人のアカウントで業務用のGemを使い続けると、仕事のやりとりが、会社の手の届かない個人の履歴に残り続ける形になります。これは今回の変更で始まった問題ではありません。前からそうだったことが、移行をきっかけに見えるようになった、というほうが正確です。

移った後、できなくなることもある

Gemからスキルへの移行を案内したヘルプ(Gemini Apps Help:About the transition from Gems to skills)によると、今のところスキルでは使えない機能があります。Canvas、Deep Research、動画や音楽の作成などです。Gemの中でこれらに頼っていた仕事は、スキルに移った後、同じ動きをしません。人に共有する機能も「これから数週間のうちに」対応すると書かれており、まだ使えません。

よくある誤解:「自動で移るから何もしなくていい」

移るのは、Gemの指示とファイルです。移った後も、そのスキルは作った人のアカウントの中にあります。誰がどのGemを仕事に使っているかを会社が知らない、という状態は、自動の移行では何も変わりません。

もう1つ、「うちはWorkspaceだから関係ない」も当たらないことがあります。会社がWorkspaceを契約していても、社員が個人のアカウントで作ったGemは11月に移ります。会社のアカウントの予定だけを見ていると、ここを見落とします。

うちは当てはまるのか

いまの使い方今回の件は
Geminiを使っていない、または質問するだけ関係ありません
会社のWorkspaceのアカウントでGemを使っている2027年3月です。仕事用アカウントでスキルが使えるようになってから考えれば足ります
社員が個人のアカウントで、仕事用のGemを作っている当てはまります。11月に移り、アクティビティの保存がオンであることが条件になります
GemでDeep ResearchやCanvasを使っている当てはまります。移った後、同じ動きをしない可能性があります

いま何をすべきか

業務で使っているGemを書き出し、アカウントの欄を足す

一覧表を作り込む必要はありません。社員に「仕事で使っているGemはありますか」と聞き、1つにつき1行、次の3つを書くだけです。

個人のアカウントにあるものは、11月の前に、指示の文章と添付ファイルの控えを会社の共有フォルダに置いておきます。会社のアカウントに作り直すのは、仕事用のアカウントでスキルが使えるようになってからで間に合います。控えさえ会社側にあれば、あとで作り直すのは難しくありません。

AIの仕組みが変わるたびに対応を考えるより、業務で使う道具が「誰のアカウントに入っているか」を1回はっきりさせるほうが、この先の変更にまとめて効きます。ChatGPTのGPTsが終わる件(ChatGPTのGPTsが12月に終了|動くのは作った人だけ)も、根は同じ問題でした。

関連するもっと詳しい話

社内のAIの使い方を、どこから整えればいいか迷ったら、ご相談ください。相談と見積りに費用はいただきません。

どこから手をつけるか分からない場合は、ご相談ください。いまのやり方を伺うところから始めます。ご相談とお見積りに費用はいただきません。

相談する
この記事を書いた人
清水 飛鳥株式会社Raven 代表

中小企業と個人事業主の業務を、その会社に合った形で仕組みに変える会社を経営しています。

本記事はAIを用いて作成し、公開前に内容を確認しています。